当院では根拠にもとづいた正確で安心な診療を提供するため、
さまざまな設備を導入しています。

全自動散薬分包機

処方された薬を分包する機械です。全自動なので時間は短縮され、粉薬は従来より均等に分包できます。

自動血球計算装置

赤血球・白血球・血小板を測定します。貧血、炎症、血液凝固異常の有無がわかり、白血球の種類も同時に分析します。微量の血液で測定が可能です。

血液化学検査器

血液中の血糖値、腎機能、肝機能、ミネラルバランス、栄養状態などを評価します。全自動血球計算器の結果と合わせて総合的な診断につながります。検査結果は数十分後にお伝え可能です

デジタル超音波診断装置

腹部臓器、心臓の動きや血流をみます。妊娠中の胎児の状態を確認する時にも使用します。
体表に超音波を当てその反響(エコー)を映像化します。
痛みを伴わず、多方向からリアルタイムで評価することができます。

温風式加温装置

手術中に用いる温風装置です。動物の下に敷かれたマットに機器本体から温風が送り込まれ体全体を包み込むように保温します。一般的に麻酔をかけると体温低下を招き、覚醒の遅延や血液凝固機能の低下、感染リスクなどにつながるので体温管理に重要な機械です。

酸素濃縮機器

呼吸状態が悪化した時に呼吸を助けます。機器本体からケージ内に高濃度酸素を送り込みます。動物用の機器で炭酸ガスの蓄積や高濃度による酸素中毒を防ぐ設計になっています。

滅菌機器

「滅菌」するための器械です。滅菌とは細菌、ウィルスを除去することです。手術に使用する器具、手術着は全て滅菌されたものを使用しなければなりません。用途に合わせて2種類の滅菌器を使い分けます。

超音波式ネブライザ

薬剤を霧状にして直接肺や気道内に薬剤を投与します。人の耳鼻科にある吸入器と同様です。呼吸器疾患の治療に使用します。

顕微鏡

糞便検査、尿検査、皮膚検査、耳垢検査、血液塗抹検査、細胞検査、あらゆる診断に使用します。

内視鏡

主に消化器疾患の検査に使用します。胃から十二指腸、または肛門から大腸にかけてスコープを入れて粘膜表面の観察、病変部位を採材します。誤食してしまった異物除去にも使用します。開腹手術より負担が少なくすみます。

輸液ポンプ

輸液量や輸液速度を設定し一定の速度で点滴を行います。入院中の点滴、手術中の点滴に使用します。

シリンジポンプ

流量を細かく設定できる輸液ポンプです。微量な薬剤を投与する際に使用します。

血液凝固分析装置

血液の凝固異常や重篤患者のDIC(播種性血管内凝固)の検査に使用します。

生体情報モニタ

麻酔中の麻酔濃度、心電図、血圧、心拍数、酸素飽和度、
体温など様々なバイタルサインをモニタリングします。

中性電解水生成器

殺菌消臭効果に優れた次亜塩素酸水を生成します。耳や傷口の洗浄、院内の清掃にも幅広く使用しています。ヒトの歯科医院でも一般的に使われています。

吸引器

分泌物や体内の貯留液を吸引します。手術時の腹腔内の洗浄にも使用します

遠心分離機

血液や尿を高速回転で細胞と液体成分に遠心分離します。

小型尿分析装置

尿中のPH・タンパク・糖・潜血・ビリルビン等を検出します。

高周波焼灼電源装置

切開と同時に血管封止性能(止血)を持つ外科機器です。止血のための縫合糸を使わず血管を封止(シーリング)できるので腹腔内に残った糸による肉芽腫形成のリスクを低減します。手術時間の短縮につながります。

動物麻酔用人工呼吸器

人工呼吸を行う機械です。過大圧により肺が傷害を受けないよう工夫されています。

動物用全身麻酔器

麻酔薬を気化し、酸素と一緒に吸入させて麻酔をかける機械です。

心電図

心臓の電気信号を検出し不整脈の有無や心機能の異常を調べます。

歯科ユニット

超音波スケーラーによる歯石除去(スケーリング)、抜歯時の歯の裁断、表面の研磨(ポリッシング)、吸引などを行う歯科機器です。