こんな症状はありませんか?
- 耳を掻く、痛がる、頭や耳を振る
- 耳が赤い、臭い、耳垢がたくさん出る
- 鼻水・くしゃみ
- 鼻 血
上記の症状に心当たりがある場合は、愛犬・愛猫が耳鼻科系の疾患にかかっている可能性があります。
耳鼻の病気について
よくある病気
外耳炎
外耳炎は、耳穴から鼓膜の手前までの炎症です。 耳垢や痒みを伴うことが多く、治療をせずに放っておくと、さらに鼓膜の奥にまで炎症が進むこともあります。 鼓膜より奥に炎症が起こったものはより重症で治りにくく、中耳炎と呼ばれています。
鼻炎
鼻炎は、鼻の粘膜の炎症です。 鼻水やくしゃみを伴うことが多く、感染症、アレルギー、腫瘍、異物、口腔内の疾患など様々な原因があります。 また鼻血を伴う場合は血液中の血小板が少なくなっている可能性があるため血液検査が必要になる事もあります。
耳鼻疾患の治療の特徴
耳道洗浄(耳科)
治療の基本は定期的な耳道洗浄になります。 病院で行う事もできますが、自宅でもできるように指導させていただきます。
薬(耳科)
耳垢検査に基づいた点耳薬、飲み薬や注射で治療します。
症状が繰り返される場合は、他の病気や原因(耳鏡では見えない異物、アレルギー、皮膚以外の内臓疾患など)をさらに検査し、一緒に治療する必要があります。
原因に合わせた治療(鼻科)
それぞれの原因に合わせた治療になります。 飲み薬や点鼻薬で治療することが多いですが、症状が重い場合はネブライザーや注射で治療する事もあります。
ネブライザーは薬液を細かい霧状にすることで、薬剤を呼吸とともに気管や肺、鼻の奥へ送り込むことができる医療機器です。